拝啓私 徒然草々

日常と妄想、いろーんな角度から観た世界を紡ぎます。ことばで泳ぐの練習です。  【0806】定期更新してみます。毎週月曜日、だからそれ以外は目を運ばなくてもよいよ笑

脱・資本論3

3連休の過ごし方。どんなものがあるんだろう。それを調べるだけで、生活ってたくさんあるんだなあ。とわかるかもしれない。
私事だけど、3連休のスタート土曜日は、紫蘇の実の収穫と調理をしました。なぜ試みたかはおそらく、僕に小さい頃祖母が作っていた記憶があって、それを理解したかったから。虚しいのかな、哀愁に浸っているのかな?それがわかるのは暫く過ぎてからだろうな。初めての感情って、そのとき瞬間では、理解できない気がする。「なんだこれは!不調だ。わけもなく不調だ!なんてこった!」そういうときは年上の人に相談する。お医者にかかるように、こうこうこう、こうなんですけど、これって、何なんですかね?そして、そんなお医者は、たくさんいた方がいい、と思った。あ、年上の人とは、こうやって関わっていけばいいんだ、うむうむ。やってみよう。

話がはじめから膨らんでしまったけれど、ここからが本題。紫蘇の実の収穫はとっても大変。という事実がわかりました。収穫のタイミングもあるし、葉っぱを除いて実だけをそぎ落とすのも丁寧を要する作業だし、それが猛烈に沢山ある。指が段々ヤニで染まって、爪も痛くなってくる。(祖母、なんてことしてたんだ)長きにわたる時間差で祖母につっこんだ。
そして調理、少しを塩漬けにして、残りは全部を佃煮にした。3回に分けてつくることになった。1回目は何だか煮過ぎてしまったようにゴネゴネと固まりになってしまった。父に食べてもらうと、食えるけど何か違うの、って言う。ぽろぽろしてた、って。
 1回目は、一度に調理する量が多かったからだ。2度目そういう仮定で次は少ない量でやってみた。前よりか、まだましになったけど、違う。なんとなくの記憶では、もっとカリカリしていた。パラパラ。
 3度目は、汁気のある調味料を入れる前によく炒るようにした。調味料も少しずつ入れると、汁気が飛ぶのが早いことがわかった。そんなわけで、まだ記憶の味には到達しないものの個人的に満足するところまでやったのでした。
 (ん?なにやってんだ?)ところどころにそう思ったよ。紫蘇の実を削いでるときから、浮かんでは飛んで消えてた。頭からしゃぼん玉が出てたね、描写的に言うと。


 考えました。ここでファッション。
 ある人が言っていた。椎名林檎は政治的な内容をファッション的に発するからいいんだ、って。ここで言うファッションというのは、軽薄な、意味のない、という使い方らしい。椎名林檎の愛犬はヒットラーって言うんだって。楽曲とかでも、そのファッション性がうけているって。
 デニムジーンズだって作業着だった。ダッフルコートは北の軍服。ファッションって、ああそういうこと。でも、、どういうこと?いけてるってこと?

 そしてね、紫蘇の実を調理する手間もファッションになんないかなって思った。都会の人は、定年後の農業に憧れを抱いていたりって聞いたことがある。紫蘇の実の収穫時期をPCで調べていたら、収穫しました~っていう満足感漂うブログが結構あったりした。

祖母の時代は、冬に食うものがなくていろいろ保存食やらを秋の季節に拵えてた。紫蘇の実もそのひとつ。冬も食べていた気がする。冷蔵庫とかが豊かになっても習慣的に続いてた。理由があってやっていた行為。それを僕は今、保存食の必要もなしにつくってしまった。これはたぶんファッションとして楽しんでるんだと思う。

次の日は午前中から柿もぎを手伝ってね、ひと段落してたら、父があじまんとたこぽんを買ってきたんだよ。お茶を沸かしてそれを頂くのだけど、心中。(もっと美味しいたこ焼き、あるよね、銀だこ、たぶん都会にはもっと美味しいたこ焼き、そこでたこぽん買う?あじまんもそうだよ、でも父はコンビニとか行かないし、ひと休み的な手土産といえばたこぽんなんだよなー、今日はどこどこのお店で買ってきたよとかいうお菓子とか洒落たことはない。ああ何か文化知っちゃったなー、洒落た人は、意識高い系の人は今頃なにやっているんだろ。少なくとも紫蘇の実についての考察をしてはいないよ。。)

親との同居。これも今では少ない方になってきた。同居しなくても暮らせるような社会になった。家が買えて、老人用の施設があって。自分で生活できる年寄りは自分で暮らして、自分で生活できない年寄りは、施設に入ることになる。その中間については、複雑で個々によるので、考えきれない。

親との同居の必要、たぶんなし。
なになにのために、こうします。そういう考え方が苦手。ファッションとしての同居。
いいんじゃないですか。それぐらいの余裕をつくりたいな。山形、できる気がする。都会の良い所だけを菜箸でつまんで、

 さいごに。これ、ファッション。っていうプロデュース。
 デニムみたいな、ワッペンみたいな。流行の先を走れ。
それはなおさら、TPOとか周りの様子を察知したうえで行う高度な技術。
また何言っているかわかんなくなってきた。おわり。